基本情報
| ブース | R8000 |
| 国 | IT |
| ウェブサイト | www.arox.com |
会社概要
AROX は 2022 年にイタリアで生まれた半導体企業で、チップを既存の機能ブロックの寄せ集めとして扱うのではなく、基礎から設計を組み直すアプローチを採っています。各要素に明確な意図と注意を与え、製品全体を目的に導かれた一つのまとまりとして構成し、アーキテクチャを中心に据えています。AROX はこの方向性を「turning ideas into silicon」という言葉で表し、アイデアをシリコン実装へ変える行為そのものを企業の役割と結び付けています。Energy Efficiency は明示されたテーマであり、効率を製造だけの課題ではなく、設計とアーキテクチャで解くべき問題として捉えています。同じ設計規律は「One Vision」の下で整理され、シリコンから、それを実際の技術として成立させる複数の研究分野までを共通の方向に結び付けます。公開されている歩みには、2025 年の AX-E0 と低消費電力 IoT に関する報道、その後 2026 年の AX-HP と組み込み AI に関する報道が含まれます。AROX はこうした活動全体を通じて、アーキテクチャ、実装の精密さ、研究分野間の連続性を半導体開発を結ぶ原則として示しています。
展示製品
AROX のエコシステムは、次世代シリコン、ソフトウェア、第一原理に基づくインテリジェンス、完成したハードウェアシステムという相互に結び付いた四つの領域で構成され、AX-E0、AROX Studio、AX-HP がその具体的な要素として示されています。シリコン領域では、各 ASIC を単独のブロック同士が相互作用する集合ではなく、アナログとデジタルの細部を最初から一体で設計する統合された構成として扱います。AX-E0 は新世代の超低消費電力マイクロコントローラの出発点として位置付けられています。従来のマイクロコントローラとは異なり、AX-E0 は非常に狭いエネルギー余裕の中で動作し、厳密に必要なロジックブロックだけを極めて細かな粒度で有効化するよう設計されています。この選択的な有効化によって、広い範囲のロジックを常時動作させるのではなく、省エネルギー動作をマイクロコントローラのアーキテクチャそのものに組み込みます。Arox Studio は AROX エコシステムを支えるソフトウェア層であり、AROX マイクロコントローラ向けに開発された独自コンパイラ技術も含まれます。開発環境はテーマ、レイアウト、柔軟なキーマッピングを細かく調整でき、固定された一つの構成ではなく用途に合わせてワークスペースを整えられます。AROX は Studio とコンパイラの開発を、組み込み開発を単なる実装から、シリコンがどのように使われるかを理解する段階へ進める取り組みとして説明しています。組み込みインテリジェンスでは、重い機械学習アルゴリズムを後からマイクロコントローラへ押し込むのではなく、理論物理学者と協力して第一原理からモデルをネイティブに開発します。これらのモデルは可能な限り小さな計算量とエネルギー消費で動くことを目指し、数学的な研究を資源制約の厳しい組み込み用途へ直接つなげます。システム領域では、AROX 独自のシリコン、ソフトウェア、組み込みインテリジェンスを完成した電子プラットフォームにまとめ、従来アーキテクチャでは到達しにくいシナリオを扱います。したがって展出範囲は単一のチップではなく、マイクロコントローラと ASIC の設計、Arox Studio とコンパイラ、第一原理モデル、完成した電子システムまでを含みます。AX-E0 は低消費電力マイクロコントローラの代表例であり、Arox Studio はそのシリコン思想をハードウェア周辺の開発ツールへ拡張する要素です。
対応領域・製品
- 超低消費電力マイクロコントローラー
- 開発環境ワークスペースのカスタマイズ